
MS−5 ペンタックス製天体写真をある程度まで追求すると、この架台かタカハシのNJPあたりを使う事になります。結局は搭載重量に余裕があって、少々の風ではびくともしないことが重要で、星像を小さくしようとしていくら良い光学系を使っても、肝心の赤道儀が弱いとなかなか難しいものです。この赤道儀は近所のカメラ店から10年以上前に購入した物で、現行のタイプではないので、高速駆動が出来なかったり自動導入が出来なかったりと、今風の使い方は無理なのですが、とにかく剛性が高くて現在ウエイトに45kgを使っていますが安定しています。 導入には赤経側にパルステックの中空エンコーダー(タカハシ・アストロスケール用)を、赤緯側には小さなロータリーエンコーダーをローラー接触で目盛環に当てて読み取っています。 高速駆動時の押しボタンが2段式で、1段目が前進、2段目が後退というのが、いまだに使いにくく感じる事があります。 しかしながら、その点と、クランプが遠くて締めにくい時がある点の他は十分使用目的を果たしていますので、当面この架台と付き合う予定です。 アトラクス赤道儀 ビクセン製 (譲渡済み)中古購入して移動用として使用しました。追尾精度や剛性はなかなか良く、赤経体と赤緯体が分離できるので、腰痛持ちでも運搬可能です。出っ張りが無くて運搬しやすいのも優れたデザインでした。唯一使いにくかったのは、クランプの強度が弱く、タカハシのガイドマウントを搭載するとガイドマウントのクランプを緩めてガイド鏡を動かしたとたん、アンバランスが発生するので架台が回ってしまう事です。歯面保護のために、弱めにしてあるのはある程度判りますが、ちょっと弱すぎます。これが気になって結局使わなくなり売却しました。 この三脚は大変優れていて、重い架台をしっかりと受け止めてくれます。 付属していたスカイセンサー3Dは、あまり使い勝手は良くなくて、導入が32倍速では実用にならない事もしばしばです。撮影用には天文ガイド配賦のモータードライブを製作して使用していましたが、こちらは快適でした。 ロスマンディ Z (譲渡済み)アメリカ製の中型赤道儀です。国産品と大きく異なる点は、与圧調整式フリーストップという点と、ほぼ全てのパーツが削り出し部品という点です。フリーストップ架台としては、ニコンの6.5cm用赤道儀がありますが、ロスマンディZはこのクラスでは珍しく与圧が調整できるので観望会では軽めに、撮影時は重めにと、使い分けも出来ます。ドライブも自動導入ではありませんが、太陽時・恒星時・月・キングスレートとプリセットが可能で、オートガイド端子もあり、ガイド速も変えられますので、導入を必要としなければこれで十分です。 重量は結構重く、モーター等が出っ張っているので運搬の専用箱も必要になり、これまで含めたら25kgでは済まなくなりくだんの腰悪にはとても運べません。アトラクスの後継として使用していましたが撃沈しました。 同好会の仲間が同じ物を使っていますが、オライオンの25cmニュートンとベストマッチで時折観望会で活躍します。 90S赤道儀 タカハシ製 (譲渡済み)長らく名機として多くの方に愛用されていた機種です。私の所有していた物は中古購入でしたがピリオディックモーションが実測で±6秒程度となかなかの高精度でした。さすがに赤緯が部分微動、昔ながらのパターンの極軸望遠鏡と、ロスマンディZ後継用としては役不足でしたので程なく譲渡してしまいましたが、この部分さえ今風なら全く問題なく使える赤道儀です。 付いていたモータードライブがHD−2型と水晶発振になる前の物でしたので、速度が安定しなくて実用上はよろしくありませんでした。 スフィンクス SXW ビクセン製 (譲渡済み)お台場のカメラショーで見て以来、その操作の簡単さに感心していましたが、ついに中古ですが入手しました。まだほとんどフィールドで使用していないので、詳細は後日。・・などと言っていたのですが、どうも使う予定も立たないので売却しました。SP赤道儀 ビクセン製(譲渡済み)恐らく単独機種としては最も多く売れていて、今でも多くが稼働していると思われる赤道儀です。アルミダイカストを多用していて、徹底した量産化が図られています。軸受けが全て単純にインローとグリス潤滑のみですので、例えば荷重がかかると極軸が下へ下がり、ウオームとウオームホイールのかみ合わせがきつくなります。スカイセンサー2000を付けた時は、搭載する鏡筒によってかみ合わせが変るので大変苦労しました。 元来10cmの反射や8cmの屈折あたりを搭載するのが設計当初の予定でしょうから、20cmシュミカセなど2倍ほどの重さの物を積んではいけない赤道儀です。 昔の雑誌のテストでは、追尾精度がなかなか良いともありましたが、これは前述のかみ合わせの問題もあるので個体差も大きいと思います。極軸望遠鏡の時角が簡単に合わせられるのは大変良い点です。 あまりにヤワなのであっけなく売却。 ネクスター5(架台部) (譲渡済み)片持ちフォークマウント式自動導入経緯台、しかも大変コンパクトで軽量です。ネクスター5として知人より中古購入しましたが、せっかくの架台なのでと鏡筒を外し、ビクセンのアリミゾを付けて汎用式としました。全く同じと思われる架台で20cmのシュミカセを搭載したネクスター8があるので、このくらいの重量までは許容されるのでしょう。先日は観望会を行っている館にあるミューロン180を搭載して使用してみましたが、なんとかなるようです。 高度側駆動のバックラッシュがやや大きいようで、アンバランス時の導入精度に影響が出るようです。両軸ともウオームは使っていない構造です。それだけにバックラッシュが出やすいのでしょう。 この下のネクスター4になると、架台の強度がだいぶ落ちるようですので実用上はこの機種あたりは良いのではと思います。 三脚はケンコーの頑丈なアルミ三脚に自作の接続台を付けて使用しています。この三脚はビクセンのHAL110と同じアルミの押し出し材を使用した物で、剛性があります。 ミードDS−2114ATP(譲渡済み)大変廉価な自動導入経緯台です。114mmのカタディオプトリックニュートン反射鏡筒にアイピース2本が付いて、5万円程度で新品が買えます。台湾製です。さて、この架台ですが、主要部はアルミダイカストです。従って、結構剛性もあり、2〜3kg程度の筒なら問題なく動かせると思います。三脚もカメラのアルミ脚のようなクイックアジャスト機構で良いのですが、開き止めの固定用ノブはあまり意味を成さないようです。 オートスターが付いていて、2点アライメント後いろいろな天体を導入できます。あまり精度は良くなく、40倍の視野になんとか入る程度です。オートスターの操作感は悪くありません。日本語モードの品なので、表示もわかりやすくて良いと思います。 天頂付近の追尾は正確さをやや欠きます。これらはLX200やネクスター5の方が、やはり高価なだけあって演算がしっかりしているのでしょうか、きちんと追尾します。 これこそ8cmクラスの対空双眼を付けたら面白そうです。 |